エタノールでカビ取りする方法
高温多湿な日本の気候では一年を通じてカビが繁殖しやすいのでカビ対策が必要になります。
カビが繁殖しやすいのは水分がある場所。
浴室をはじめ、室内干しの洗濯物や洗面所のタオル等でカビ臭さや黒ずみに悩まされたご経験がありませんか。
浴室や窓ガラスのカビ取り方法は市販のカビ用洗浄剤を使う事ですが、困るのは衣服、そしてカーテンです。
気温の低い冬季でも結露してしまうとカーテンの裾部分にはカビが繁殖します。
繊維にカビ用洗剤は使えません。
こういう時に便利なのがエタノールです。
薬局に行くと消毒用アルコールが購入出来ます。
有機溶剤であるアルコールにはタンパク質を変性させる作用がありますのでカビを殺菌します。
アルコールを水と6:4程度に薄めてカビが繁殖している箇所にスプレーしますとカビは死滅します。
またアルコールは蒸発しやすいために匂いも残りません。
黒ずみが残る場合はアルコールが乾燥した後に中性洗剤で汚れを取ります。
アルコールを使ったカビ取りをする時の注意点は火のそばで使わない事、換気をよくする事です。
また、有機溶剤であるアルコールには脱脂作用がありますから、手指の乾燥を防ぐために使用時に手袋をすると良いでしょう。
水分を好み、胞子を飛散させるカビの掃除には水拭きや乾拭きはおすすめ出来ません。
箇所や材質に合わせてカビ用洗剤とアルコールを使い分けて効果的なカビ対策を行いましょう。
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Last update:2023/4/19